
【Officeデータ入稿の注意点】Word/Excel/PowerPointで印刷物をきれいに仕上げるコツ
最近では、お客様ご自身でWord、Excel、PowerPointといったOfficeソフトで作成されたデータを、そのまま印刷会社に入稿いただく機会が増えています。手軽にデータを作成できるため非常に便利ですが、実はOfficeデータには印刷時に思わぬトラブルが発生しやすい特性があります。
「せっかく頑張って作ったデータなのに、思った通りに印刷されなかった…」そんな残念な事態を避けるためにも、今回はOfficeデータ入稿時に特に注意していただきたい3つのポイントを、印刷のプロがご紹介します。ぜひ、データ作成の参考にしてください。
Officeデータ入稿時に注意すべき3つのポイント
1. 「ボールド(B)機能」による文字のつぶれ
WordやExcel、PowerPointに搭載されている「ボールド(B)」機能は、文字を簡単に太字にできる便利な機能です。しかし、この機能を使用して太字にした文字は、印刷した際に文字の線が潰れて見えたり、全体的にボテッとした印象になってしまうことがあります。
特に、元々線が太めのフォントをさらにボールドにすると、この現象が顕著になります。
【解決策】
文字を太くしたい場合は、ボールド機能の使用は避け、最初から太めのフォント(例:ゴシック体など)を選ぶか、フォントファミリー内で用意されている「Bold」や「Heavy」といったウェイトのフォントを使用することをおすすめします。これにより、文字本来の美しさを保ったまま、きれいに太字を表現できます。
2. 細すぎる線や細かすぎる点線のかすれ、不鮮明化
グラフの罫線や図形の輪郭など、細い線を使用する際には注意が必要です。
線の太さが0.3pt(約0.1mm)以下になると、印刷時に線がかすれてしまったり、場合によってはまったく印刷されないことがあります。また、細かすぎる点線も、モニター上では認識できても印刷では潰れてしまい、意図したデザインにならないことがあります。
【解決策】
印刷物の品質を保証するためには、線の太さを0.3pt以上に設定することをおすすめします。特に重要な線や、読み取りが必要な点線については、仕上がりを考慮した太さに調整してください。0.25ptやそれ以下の線、極端に細かい点線は非推奨です。
3. 「網かけ」機能による仕上がりイメージの変化
PowerPointやWordなどで、文字やセルに背景の濃淡を付ける「網かけ」機能を使用することがあるかもしれません。この「網かけ」は、スクリーントーンのように細かいドットの集合で濃淡を表現する機能ですが、モニター画面で見たイメージと実際の印刷物の仕上がりが大きく異なることがあります。
特に、網点の粗さが目立ったり、色が濁って見えたりすることがあるため、注意が必要です。
【解決策】
文字や背景に濃淡を表現したい場合は、網かけ機能の代わりに、「描画色の濃淡」や「塗りつぶしの色の濃さ(透過度)」で調整することをおすすめします。これにより、ドットの粗さを気にすることなく、より安定した仕上がりを得られます。
まとめ:データ作成のポイントを押さえて理想の印刷物に
いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介した3つの注意点は、これまでにお客様からご入稿いただいたOfficeデータで特に多く見られた事例です。
これらのポイントを押さえてデータを作成することで、「せっかく頑張って作ったデータなのに、思った通りに印刷されなかった…」という残念な事態を未然に防ぎ、お客様のイメージ通りの美しい印刷物を実現できます。ぜひ、この記事をデータ作成時のチェックリストとしてご活用ください。
印刷や製本、入稿方法に関してご不明な点がございましたら、どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。専門の知識を持ったスタッフが、お客様の疑問に丁寧にお答えし、スムーズな印刷進行をサポートいたします。
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