【印刷の豆知識】トンボについて

印刷・複写業界で使われている用語等を分かり易く解説していきます。

今回は「トンボ」についてご説明させていただきます。

トンボという言葉を聞いた事がありますでしょうか?

トンボとは、カラー印刷など、多色刷りの際に各色(CMYKなど)
の位置を合わせたり、加工や仕上げの基準になるマークです。

印刷物担当者が、校正時に目にされるトンボには、主に2種類あります。

一つは、3mmの間隔で二重になり、四隅に位置するコーナートンボです。

【コーナートンボ】

その役割は、製本時に指定サイズでカットしてサイズを整えることです。

一方、仕上がりサイズの中央に位置するセンタートンボがあります。

【センタートンボ】

こちらは、お客様が校正時にあまり気にして見ていないと思いますが、
校正時にセンターに来てほしい文字やデザイン等の目安になります。

印刷工程的には、刷版という作業時の焼き付けの目印にも使用します。

また黒1色に見えるトンボですが、印刷する色数によって、
各色(CMYK)毎のトンボが重なることにより黒く見えています。

トンボを目印にして、印刷物の表裏や各色の版位置を合わせることを、
「見当合わせ」と言います。

トンボは細かい程、見当合わせの精度が高くなります。

A4規格(210mm×297mm)仕上げ等、
断裁機で綺麗にカットする技術等も必要になりますが、
容易に正確なサイズで仕上げられるのも、トンボのおかげなのです。

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