
【折り加工を徹底解説】パンフレットやチラシを効果的に見せる4つの折り方
印刷物を制作する際、「折り加工」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは、印刷された用紙を様々な形に折ることで、限られたスペースに多くの情報を盛り込んだり、扱いやすくしたり、封筒に入れやすくしたりと、多くのメリットを生み出す加工です。
比較的安価な加工単価で、印刷物の利便性やデザイン性を格段に高めることができるため、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。今回は、代表的な4種類の折り方について、その特徴とデータ作成時のポイントを印刷のプロが解説します。
折り加工のメリット
折り加工には、以下のような様々なメリットがあります。
- 情報量の増加とコンパクト化: 一枚の大きな紙を複数回折ることで、広げた時には多くの情報を伝えつつ、たたんだ時にはコンパクトに収納できます。
- 携帯性の向上: サイズが小さくなることで、持ち運びや配布がしやすくなります。
- 封入の容易さ: 特定の封筒サイズに合わせて折ることで、郵送作業がスムーズになります。
- デザイン性の向上: 折り目を利用したユニークなレイアウトや、開くたびに情報が展開されるようなデザインが可能になります。
- コスト効率: 大きな紙に印刷し、後から折ることで、小さな紙を複数枚用意するよりもコストを抑えられる場合があります。
代表的な4種類の折り加工
多岐にわたる折り加工の中でも、特に使用頻度の高い4つの折り方をご紹介します。
1. 二つ折り
- 特徴: 用紙を中央から直角に一度折る、最もシンプルな折り方です。
- 仕上がり: 1枚の用紙が4ページ分(表裏2ページずつ)の情報を表示できるようになります。
- 例:A3サイズの用紙を二つ折りにすると、A4サイズが4ページ分になります。
- 主な用途: リーフレット、簡単なパンフレット、メニュー、招待状、挨拶状など。
2. 巻三つ折り
- 特徴: 用紙を3つの面に分け、そのうちの1面(通常は右端)を内側に折り込み、残りの1面(左端)を上からかぶせるように折る方法です。筒状に巻くように見えることから「巻三つ折り」と呼ばれます。
- データ作成の注意点: すべての面を同じ幅で折ると、紙の厚みによって内側に折り込む面が外側の面と干渉し、きれいに収まらなくなることがあります。そのため、巻き込む内側の面を外側よりも2~3mm短く設計することで、きれいに仕上がります。
- 主な用途: 会社案内、製品パンフレット、DM(ダイレクトメール)、料金表など。
3. 観音折り
- 特徴: 用紙を縦または横に4等分し、両端の面を内側に折り込み、さらに中央で一度折る(2つ折りする)折り方です。開くと扉のように見えることから「観音開き」に似た形状となります。
- データ作成の注意点: 内側に折り込む面は紙の厚さがあるため、他の面よりも数mm小さく設計する必要があります。単純に4等分すると、きれいに折りたたむことができません。
- 主な用途: 詳細な情報を網羅したパンフレット、地図、広報誌、展示会用資料など。開閉のアクションで情報が段階的に提示できるため、見る人に発見を与える効果もあります。
4. DM折り(二つ折り+巻三つ折り)
- 特徴: まず用紙を二つ折りにし、その後さらに巻三つ折りにする複合的な折り方です。
- 主な用途: 特にダイレクトメール(DM)の送付に最適です。
- 例:A3サイズの用紙をDM折りにすると、定形郵便の長3封筒にぴったり収まるサイズになるため、郵送コストを抑えつつ効果的なDMを送りたい場合に重宝されます。
効果的な折り加工で印刷物の価値を最大化
今回ご紹介した以外にも、ジグザグに折る「蛇腹折り(アコーディオン折り)」や、複雑な形状の「特殊折り」など、様々な種類の折り加工が存在します。
適切な折り加工を選ぶことで、印刷物の情報伝達力、携帯性、デザイン性を大きく向上させることができます。印刷物の用途やターゲット、伝えたい情報量に合わせて、最適な折り加工を選ぶことが、その付加価値を上げるための鍵となります。
「どんな折り方が自分の印刷物に最適か?」「このデザインで折り加工は可能か?」など、折り加工に関するご要望やご不明な点がございましたら、どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。
当社では、お客様の状況に合わせた最適な製本方法や印刷方法をご提案し、効果的な印刷物づくりをサポートいたします。経験豊富な専門スタッフが丁寧にご説明いたします。
お問い合わせはこちらから:お問い合わせフォーム






